“本当の意味”で将来を見据えたバリアフリー
2018/11/15
こんにちは、厚生住宅建設の下園です。
先日テレビを見ていると、住まいの“バリアフリー”についてある専門家の方がお話されていました。
バリアフリーとはご存知の通り、できるだけ段差をなくすことで、高齢の方や体の不自由な方が暮らしやすい家にするというものですが、「あまりバリアフリーにしすぎるのもどうか……」と、その専門家の方はおっしゃっていました。
段差の全くないお家に住んでいると、「段差またぐ」という動作をしなくなるため、足の筋力が弱まると同時に、段差に対する注意力も散漫になり、外出中にちょっとした段差でつまずいて転倒してしまうことにもつながりかねない。
といったようなお話でした。
確かに、そういう側面もあるかもしれません。
とにかく、なんでもかんでもバリアフリーにすればいい、ではなく、ご家族の暮らし方にあわせて、将来を見据えて、しっかりとお話をお聞きしながら、一緒に考えながら、設計することが大切だと改めて感じました。
当社の家も、玄関やベランダ以外は段差のないバリアフリーが標準です。
あえて和室を小上がりにしてみるとか、そんなご提案もできたらなと思っています。
ご家族みなさんが、安全に、健康に、幸せに暮らせる家づくり。
より多面的・多角的な視点で考えていきたいと思います。