壁量計算?許容応力度計算??安心・安全に暮らすために知っておきたい耐震等級について

2022/03/08

こんにちは、厚生住宅建設の中川です。

 

最近、大きな地震が立て続けに発生していて、不安を感じていらっしゃる方も多いかと思います。
南海トラフ巨大地震の発生確率が100%という話も聞かれるようになり、より一層、地震に強い家をご提供し続けていく重要性が高まっていると感じています。

 

 

地震に対する建物の強さを表す指標は、「耐震等級」です。
耐震等級という言葉は、一度は耳にされたことがあると思います。
耐震等級の最高ランクは、等級3。
実際に最近は、「耐震等級3でお願いしたい」とご要望いただくお客さまも急増しています。

 

ただ、A社の耐震等級3と、B社の耐震等級3が、まったく同じ強さを表しているかというと、そうとも限りません。
というのも、耐震性を確認する「構造計算」には、2つの計算方法があるからです。

 

 

ひとつめは、「壁量計算」です。
壁量計算とは、地震や台風に対して有効な「耐力壁」の量や配置などを、簡易的な計算で確かめる方法です。

 

もうひとつの計算方法を「許容応力度計算」といいますが、こちらは、荷重や地震に対して、柱や梁などの構造部材が十分に耐えられるかどうかを細部にわたって検討するものです。
警察署や消防署、病院、ガソリンスタンドなど、絶対に倒壊してはいけない建物には、常に許容応力度計算が実地されています。

 

簡易的な壁量計算とより厳密に計算する許容応力度計算、どちらがより安心でしょうか?

 

同じ耐震等級3であっても、計算方法に違いがある。
このことを、ぜひ覚えておいていただければと思います。

 

そもそも、構造計算は木造2階建ての住宅においては義務ではありません。
省略している会社も多くあります。
当社では、全棟において許容応力度計算による構造計算を行っておりますので、どうぞご安心ください。